DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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パーティション・データベース環境での DB2 サーバーのインストールに必要なユーザーの作成 (Linux®)

DB2® データベースの操作には、3 つのユーザーおよびグループが必要です。この後の解説で使用しているユーザーおよびグループの名前を下の表に示してあります。各システムの命名規則と DB2 の命名規則に準拠している限り、独自のユーザー名とグループ名を指定することができます。

DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 製品をインストールする予定の場合は、DB2 セットアップ・ウィザードによりこれらのユーザーが作成されます。

表 27. 必要なユーザーおよびグループ
必要なユーザー ユーザー名 グループ名
インスタンス所有者 db2inst1 db2iadm1
fenced ユーザー db2fenc1 db2fadm1
DB2 Administration Server のユーザー dasusr1 dasadm1

DB2 Administration Server ユーザーが既存ユーザーである場合は、インストール前にこのユーザーがすべての関与するコンピューター上になければなりません。 DB2 セットアップ・ウィザードを使用して、インスタンス所有のコンピューター上で DB2 Administration Server に新規ユーザーを作成する場合には、応答ファイルのインストール中にこの新規ユーザーが、関与するコンピューター上にも作成されます (必要であれば)。 ユーザーが既に関与するコンピューター上に存在している場合には、 そのユーザーは同じプライマリー・グループを持っている必要があります。

前提条件
制約事項
作成するユーザー名は、オペレーティング・システムの命名規則と DB2 の命名規則に沿ったものでなければなりません。

これらの 3 種類のユーザーをすべて作成するには、以下のようなステップを実行します。

  1. 基本コンピューターにログオンします。
  2. 以下のようなコマンドを入力して、インスタンス所有者のグループ (例えば、db2iadm1)、UDF またはストアード・プロシージャーを実行するグループ (例えば、db2fadm1)、および DB2 Administration Server を所有するグループ (例えば、dasadm1) を作成します。
       groupadd -g 999 db2iadm1
       groupadd -g 998 db2fadm1
       groupadd -g 997 dasadm1
    使用する特定の各番号が現在どのマシン上にも存在していないことを確認してください。
  3. 以下のようなコマンドを使用して、 前のステップで作成した各グループに属するユーザーを作成します。それぞれのユーザーのホーム・ディレクトリーは、 ユーザーが以前に作成し共用した DB2 ホーム・ディレクトリー (db2home) となります。
      useradd -u 1004 -g db2iadm1 -m -d /db2home/db2inst1 db2inst1
      useradd -u 1003 -g db2fadm1 -m -d /db2home/db2fenc1 db2fenc1
      useradd -u 1002 -g dasadm1 -m -d /home/dasusr1 dasusr1
  4. 以下のようなコマンドを入力して、作成した各ユーザーの初期パスワードを設定します。
       passwd db2inst1    passwd db2fenc1    passwd dasusr1
  5. ログアウトします。
  6. 作成した各ユーザー (db2inst1db2fenc1、 および dasusr1) として、基本コンピューターにログオンします。それぞれのユーザーのパスワードを変更するようプロンプトで指示されることがあります。そのユーザーがシステムにログオンするのはこれが初めてだからです。
  7. ログアウトします。
  8. パーティション・データベース環境に参加するそれぞれのコンピューター上に、まったく同じユーザー・アカウントおよびグループ・アカウントを作成します。
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