DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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DB2 サーバー製品のインストールに必要なユーザー・アカウント (Windows)

DB2® サーバー製品を Windows®にインストールする場合は、以下のユーザー・アカウントが必要です。

インストール・ユーザー・アカウントとは、インストールを実行するユーザーのアカウントです。インストール・ユーザー・アカウントは、DB2 セットアップ・ウィザードの実行前に定義する必要があります。セットアップ・ユーザー・アカウントは、インストールの前に定義することもできますし、 DB2 セットアップ・ウィザードで作成することもできます。

すべてのユーザー・アカウント名は、ご使用のシステムの命名規則と DB2 のユーザー、ユーザー ID、およびグループ命名規則に従ったものでなければなりません。

Windows 上の拡張セキュリティー

DB2 製品は、拡張 Windows セキュリティーを備えています。拡張セキュリティー・フィーチャーを選択する場合は、DB2 製品を管理するユーザーを DB2ADMNS グループに追加するか、使用するユーザーを DB2USERS グループに追加しなければなりません。

これらの 2 つの新しいグループは、DB2 インストーラーによって作成されます。インストール中に、新しい名前を指定するか、デフォルト名を受け入れることができます。

このセキュリティー・フィーチャーを有効にするには、DB2 のインストール時に、「DB2 オブジェクトのためにオペレーティング・システム・セキュリティーを使用可能にする」パネルで、「オペレーティング・システム・セキュリティーを使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。「DB2 管理者グループ」フィールドと「DB2 ユーザー・グループ」フィールドで、デフォルト値を受け入れます。デフォルトのグループ名は DB2ADMNS と DB2USERS です。既存のグループ名と競合する場合は、 グループ名を変更するようプロンプトで指示されます。必要な場合は、独自の値を指定できます。

DB2 サーバー・ユーザー・アカウント

インストール・ユーザー・アカウント
ローカルまたはドメイン・ユーザー・アカウントは、インストールを実行するために必要です。ユーザー・アカウントは通常、インストールを実行するコンピューターの管理者 グループに属していなければなりません。

あるいは、非管理者ユーザー・アカウントを使用できます。この代替方法では、先に Windows 管理者グループのメンバーが、非管理者ユーザー・アカウントがインストールを実行できるよう Windows システム特権の設定を構成しておく必要があります。

Windows Vista またはそれ以上では、非管理者がインストールを実行できますが、DB2 セットアップ・ウィザードでは管理証明書を求めるプロンプトが出ます。

インストール・ユーザー・アカウントには、「ネットワーク経由でこのコンピュータへアクセス」というユーザー権限が必要です。

インストール時にドメイン・アカウントを作成するか検査する必要がある場合は、インストール・ユーザー ID が、ドメイン上のドメイン管理者グループに属していなければなりません。

DB2 Enterprise Server Edition 以外のすべての製品に関するサービス・ログオン・アカウントとして標準装備の LocalSystem アカウントを使用することもできます。

DB2 インストーラーによって与えられるユーザー権利

DB2 インストール・プログラムは、「プログラムのデバッグ」というユーザー権利は与えません。 DB2 インストーラーが与えるユーザー権利は、以下のとおりです。

DB2 Administration Server (DAS) のユーザー・アカウント
DB2 Administration Server (DAS) では、ローカル・ユーザー・アカウントまたはドメイン・ユーザー・アカウントが必要です。

応答ファイルのインストールを実行する場合は、 応答ファイルの中でローカル・システム・アカウントを指定することもできます。詳細については、db2¥windows¥samples ディレクトリーにあるサンプル応答ファイルを参照してください。

LocalSystem アカウントは、DB2 Enterprise Server Edition 以外のすべての製品で使用でき、DB2 セットアップ・ウィザードでも選択できます。

DAS は、GUI ツールをサポートするために使用される特殊 DB2 管理サービスで、ローカルおよびリモート DB2 サーバー上の管理作業を援助します。DAS にはユーザー・アカウントが割り振られており、それは、 DAS サービスの開始時のコンピューターへの DAS サービスのログオンに使われます。

DAS ユーザー・アカウントは、DB2 をインストールする前に作成することもできますし、 DB2 セットアップ・ウィザードで作成することもできます。 DB2 セットアップ・ウィザードで新規ドメイン・ユーザー・アカウントを作成する場合は、 インストールを実行するために使用するユーザー・アカウントが、 ドメイン・ユーザー・アカウントを作成する権限を持っている必要があります。ユーザー・アカウントは、インストールを実行するコンピューターの管理者 グループに属していなければなりません。このアカウントには、以下のユーザー権限が付与されます。

拡張セキュリティーが有効になっていると、DB2ADMNS グループにこれらのすべての特権が与えられます。その場合は、そのグループにユーザーを追加するだけで十分であり、それらの特権を明示的に追加する必要はありません。 ただしその場合でも、各ユーザーは、ローカル管理者グループのメンバーになっている必要があります。

「プログラムのデバッグ」特権は、 DB2 グループ検索でアクセス・トークンを使用することが明示的に指定されている場合にのみ必要です。

ユーザー・アカウントがインストール・プログラムによって作成される場合は、 そのユーザー・アカウントにこれらの特権が付与されます。また、ユーザー・アカウントが既存の場合は、このアカウントにもこれらの特権が付与されます。インストール時に特権が付与される場合、これらの特権の一部は、 これらの特権が付与されたアカウントによる最初のログオン時かリブート時にのみ有効になります。

ご使用の環境内のそれぞれの DB2 システム上の DAS ユーザーに、 SYSADM 権限を与えることをお勧めします。そうすれば、必要であれば、それが他のインスタンスを開始したり停止したりすることができます。デフォルトでは、管理者 グループに参加しているユーザーには SYSADM 権限があります。

DB2 インスタンス・ユーザー・アカウント
ユーザー・アカウントは、インストールを実行するコンピューターの管理者 グループに属していなければなりません。

DB2 インスタンスでは、ローカル・ユーザー・アカウントまたはドメイン・ユーザー・アカウントが必要です。どの DB2 インスタンスにも、インスタンスの作成時に割り振られる 1 つのユーザーがあります。インスタンスの開始時に、DB2 はこのユーザー名でログオンします。ドメイン・ユーザー・アカウントを使用して、ローカル・ユーザー・アカウントまたは LocalSystem アカウントで作成された DB2 インスタンスに対してデータベース操作 (データベースの作成など) を実行すると、エラーが発生します。ドメイン・ユーザー・アカウントを使用することが判明している場合は、ドメイン・ユーザー・アカウントを使用してインスタンスを作成する必要があります。

標準装備の LocalSystem アカウントを使用して、DB2 Enterprise Server Edition 以外のすべての製品のインストールを実行することもできます。

DB2 インスタンス・ユーザー・アカウントは、DB2 をインストールする前に作成することもできますし、DB2 セットアップ・ウィザードで作成することもできます。DB2 セットアップ・ウィザードで新規ドメイン・ユーザー・アカウントを作成する場合は、 インストールを実行するために使用するユーザー・アカウントが、 ドメイン・ユーザー・アカウントを作成する権限を持っている必要があります。このアカウントには、以下のユーザー権限が付与されます。

拡張セキュリティーが有効になっていると、DB2ADMNS グループにこれらのすべての特権が与えられます。その場合は、そのグループにユーザーを追加するだけで十分であり、それらの特権を明示的に追加する必要はありません。 ただしその場合でも、各ユーザーは、ローカル管理者グループのメンバーになっている必要があります。

「プログラムのデバッグ」特権は、 DB2 グループ検索でアクセス・トークンを使用することが明示的に指定されている場合にのみ必要です。

ユーザー・アカウントがインストール・プログラムによって作成される場合は、 そのユーザー・アカウントにこれらの特権が付与されます。また、ユーザー・アカウントが既存の場合は、このアカウントにもこれらの特権が付与されます。インストール時に特権が付与される場合、これらの特権の一部は、 これらの特権が付与されたアカウントによる最初のログオン時かリブート時にのみ有効になります。

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