DB2® 製品は、選択したインストール・パスにインストールできます。DB2 製品は、単一のマシンに複数回インストールすることもできます。各 DB2 のコピーは、同じコード・レベルでも、異なるコード・レベルでもかまいません。
DB2 製品のルート・インストールは、選択したインストール・パスにインストールできます。別の指定をしない限り、デフォルトのインストール・パスは次のとおりです。
デフォルトのインストール・パスが既に使用されているときに、 DB2 セットアップ・ウィザードを使用して新たに DB2 コピーのインストールを選択すると、デフォルトのパスは次のようになります。
## の部分は、01 から 99 の範囲の、ゼロを前につけた順序番号です。デフォルトのパスが初めて変更されるときには _01 になります。例えば、インストール・パスを指定せずに DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 製品をインストールし、デフォルトのインストール・パス /opt/ibm/db2/V9.7 が既に使用されていた場合、DB2 製品は新しいデフォルト・パス /opt/ibm/db2/V9.7_01 にインストールされます。
DB2 セットアップ・ウィザード以外のインストール方法で DB2 コピーをインストールする場合は、インストール・パスを指定する必要があります。デフォルト・パスが自動的に 1 ずつ増加するのは、DB2 コピーのインストール時に DB2 セットアップ・ウィザードが使用されている場合のみです。インストール方式にかかわらず、別の DB2 コピーのパス (/opt/ibm/db2/V9.7 など) に別の完全製品をインストールすることはできません。既存の DB2 コピーのサブディレクトリーにインストールされた DB2 コピーは、サポートされません。すべてのコピーが使用不能になるからです。
システムには DB2 製品の複数のコピーをインストールできる機能や、選択したパスに DB2 製品およびフィーチャーをインストールできる柔軟性が備わっていますが、db2ls コマンドは、何をどこにインストールしたかを把握するのに役立ちます。システムにインストールした DB2 製品を見つけ出すには、db2ls コマンドを実行してください。
1 台のシステムに複数の DB2 コピーをインストールする場合、以下の制約事項があります。