DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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DB2 のユーザーとグループ (Linux および UNIX)

DB2® セットアップ・ウィザードは、DB2 製品のインストール時に、ユーザーとグループを自動的に (必要に応じて) 作成します。

注:
このトピックは、非ルート・インストールには適用されません。

DB2 セットアップ・ウィザードを使用する場合は、インストール中に以下のユーザーとグループを作成できます。以下のユーザーとグループを手動で作成するには、DB2 データベースのインストールのためのグループおよびユーザー ID の作成 (Linux および UNIX)を参照してください。 Linux® および UNIX® プラットフォームの場合は、DB2 を操作するために 3 つのユーザーと 3 つのグループが使用されます。

インスタンス所有者
DB2 インスタンスは、インスタンス所有者のホーム・ディレクトリーに作成されます。このユーザー ID は、すべての DB2 プロセスを制御し、インスタンス中に含まれているデータベースで使用されるすべてのファイルシステムと装置を所有します。デフォルト・ユーザーは db2inst1 で、 デフォルト・グループは db2iadm1 です。

DB2 セットアップ・ウィザードを使用する場合、デフォルトのアクションは DB2 インスタンスの新規ユーザーを作成することです。デフォルト名は db2inst1 です。そのユーザー名が既に存在する場合、DB2 セットアップ・ウィザードは、(db2inst2db2inst3 というように) ユーザー名を検索します。まだシステム上で存在しないユーザーのユーザー名を、デフォルトのインスタンス所有者 ID として特定できるまで、検索を続行します。先に進むことを選択すると、このユーザーが DB2 セットアップ・ウィザードによって作成されます。もしくは、既存ユーザーをインスタンス所有者として指定することもできます。

名前を作成するためのこの方法は、fenced ユーザーや DB2 Administration Server のユーザーを作成する際にも適用されます。

fenced ユーザー
fenced ユーザーは、DB2 データベースで使用されるアドレス・スペースの外部にあるユーザー定義関数 (UDF) およびストアード・プロシージャーを実行するために使用されます。デフォルト・ユーザーは db2fenc1 で、 デフォルト・グループは db2fadm1 です。このレベルのセキュリティーが必要ない場合は (テスト環境など)、インスタンス所有者を fenced ユーザーとして使用することもできます。
DB2 Administration Server のユーザー
DB2 Administration Server のユーザーのユーザー ID は、システムで DB2 Administration Server (DAS) を実行するために使用されます。デフォルト・ユーザーは dasusr1 で、デフォルト・グループは dasadm1 です。このユーザー ID は、DB2 GUI ツールで、 ローカル・サーバーのデータベース・インスタンスやデータベースに対して管理タスクを実行する際にも使用されます。

DAS はコンピューターごとに 1 つのみです。DAS サービスは 1 つで、データベース・インスタンスは (さまざまなインストールに属するデータベース・インスタンスを含めて) 1 つ以上です。DAS では、DAS のリリース・レベルよりも低いリリース・レベルのデータベース・インスタンスを保守できます。しかし、リリース・レベルが DAS のリリース・レベルよりも高いデータベース・インスタンスについては、DAS をより高いレベルにマイグレーションする必要があります。DAS のリリース・レベルは、保守するすべてのデータベース・インスタンスのリリース・レベル以上である必要があります。

ユーザー ID の制約事項

ユーザー ID には、以下の制限と要件があります。

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