DB2 サーバーのインストール > Windows でのインストール >
DB2 サーバーのインストール (Windows)
このタスクでは、Windows® 上で DB2 セットアップ・ウィザードを開始する方法を説明します。
DB2 セットアップ・ウィザードを使用して、インストールを定義し、DB2® データベース製品をご使用のシステムにインストールします。
始める前に
DB2 セットアップ・ウィザードを開始する前に、以下の事柄を行います。
制約事項
- どのユーザー・アカウントでも、DB2
セットアップ・ウィザードの複数のインスタンスを実行することはできません。
- DB2 コピー名とインスタンス名は、数値で始めることはできません。
DB2 コピー名は、文字 A から Z、a から z および 0 から 9 で構成される 64 英文字に制限されています。
- DB2 コピー名とインスタンス名は、すべての DB2 コピーの間で固有でなければなりません。
- XML フィーチャーは、データベース・パーティションが 1 個のみであるデータベースでのみ使用できます。
- 以下のいずれかが既にインストールされている場合は、同じパスに他の DB2 データベース製品をインストールすることはできません。
-
IBM Data Server Runtime Client
- IBM Data
Server Driver Package
- DB2 インフォメーション・センター
- DB2 セットアップ・ウィザード・フィールドでは英語以外の文字を受け入れません。
- Windows Vista か Windows 2008、またはそれ以降で拡張セキュリティーを有効にする場合、ローカル DB2 コマンドとアプリケーションを実行するために、ユーザーは DB2ADMNS または DB2USERS グループに属している必要があります。これは、ローカル管理者にデフォルトで付与されている特権を制限する特別なセキュリティー・フィーチャー (ユーザー・アクセス制御) のためです。ユーザーがこれらのグループの 1 つに属していない場合、ローカル DB2 構成またはアプリケーション・データに対する読み取りアクセス権限が与えられません。
手順
次のようにして、DB2 セットアップ・ウィザードを開始します。
- DB2 インストール用に定義したローカル管理者アカウントで、システムにログオンします。
- DB2 データベース製品 DVD を所有している場合は、これをドライブに挿入します。自動実行フィーチャーを有効にしている場合、DB2 セットアップ・ランチパッドが自動的に開始されます。自動実行機能が作動しない場合は、Windows エクスプローラを使用し、DB2 データベース製品 DVD をブラウズして setup アイコンをダブルクリックし、DB2 セットアップ・ランチパッドを開始します。
- DB2 データベース製品をパスポート・アドバンテージからダウンロードした場合は、実行可能ファイルを実行して DB2 データベース製品インストール・ファイルを解凍します。
Windows エクスプローラを使用し、DB2 インストール・ファイルをブラウズして setup アイコンをダブルクリックし、DB2 セットアップ・ランチパッドを開始します。
- DB2 セットアップ ランチパッドから、インストールの前提条件およびリリース情報を表示することができます。あるいは、インストールに直接進むこともできます。後で追加されたインストール前提条件およびリリース情報を参照することもできます。
- 「製品のインストール」をクリックすると、「製品のインストール」ウィンドウに、インストールに使用できる製品が表示されます。
既存の DB2 データベース製品がコンピューターにインストールされていない場合は、「新規インストール」をクリックして、インストールを起動します。
DB2 セットアップ・ウィザードのプロンプトに従ってインストールを進めます。
既存の DB2 データベース製品が 1 つ以上コンピューターにインストールされている場合は、次のようにできます。
- 新しい DB2 コピーを作成するには、「新規インストール」をクリックします。
- 既存の DB2 コピーのアップデート、既存の DB2 コピーへの機能追加、既存の DB2 バージョン 8、バージョン 9.1、 またはバージョン 9.5 コピーのアップグレード、またはアドオン製品のインストールを行うには、「既存の処理」をクリックします。
- DB2 セットアップ・ウィザードは、システム言語を判別してから、その言語用のセットアップ・プログラムを立ち上げます。残りのステップについて説明しているオンライン・ヘルプを利用できます。オンライン・ヘルプを呼び出すには、
「ヘルプ」をクリックするか、または F1 を押します。
「キャンセル」をクリックすれば、いつでもインストールを終了できます。
結果
DB2 データベース製品がインストールされるデフォルトの場所は Program_Files¥IBM¥sqllib ディレクトリーで、
Program_Files は Program Files ディレクトリーの場所を表します。
インストール先のシステムでこのディレクトリーが既に使用中の場合、DB2 データベース製品のインストール・パスに _xx が追加されます。
xx は 01 で始まる数字で、インストール済みの DB2 コピーの数に応じて増加します。
独自の DB2 データベース製品のインストール・パスを指定することもできます。
次の作業
- インストールを検証します。
- 必要なインストール後の作業を実行します。
インストール時に検出されるエラーの詳細については、My Documents¥DB2LOG¥ ディレクトリーにあるインストール・ログ・ファイルを確認してください。
ログ・ファイルは DB2-ProductAbrrev-DateTime.log という形式になります (例えば DB2-ESE-Tue Apr 04 17_04_45 2008.log)。
これが Vista 64 ビット上の新しい DB2 製品インストールであり、32 ビットの OLE DB プロバイダーを使用する予定の場合は、IBMDADB2 DLL を手動で登録する必要があります。この DLL を登録するには、次のコマンドを実行します。
c:¥windows¥SysWOW64¥regsvr32 /s c:¥Program_Files¥IBM¥SQLLIB¥bin¥ibmdadb2.dll
Program_Files は Program Files ディレクトリーの場所を表します。
ローカル・コンピューターか、ネットワーク上の別のコンピューターにある DB2 資料に DB2 データベース製品からアクセスできるようにする場合は、DB2 インフォメーション・センター をインストールする必要があります。
DB2 インフォメーション・センター には、DB2 データベース・システムと DB2 関連製品の資料が収録されています。デフォルトでは、DB2 インフォメーション・センター がローカルにインストール済みでなければ、Web を介して DB2 情報にアクセスできます。
-
DB2 Express Edition および
DB2 Workgroup Server Edition のメモリー限度
-
DB2 Express Edition をインストールしている場合、このインスタンスで許可される最大メモリーは 4GB です。
DB2 Workgroup Server Edition をインストールしている場合、このインスタンスで許可される最大メモリーは 16GB です。
インスタンスに割り振られるメモリー量は、INSTANCE_MEMORY データベース・マネージャー構成パラメーターによって決まります。
- バージョン 9.1 または 9.5 からアップグレードする際の重要な注意事項:
-
- バージョン 9.1 DB2 データベース製品のメモリー構成が許容限度を超過すると、DB2 データベース製品は現行バージョンへのアップグレード後に開始しない可能性があります。
- セルフチューニング・メモリー・マネージャーを使用する場合、ライセンス限度を超えてインスタンス全体のメモリー限度が増やされることはありません。
[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 ]