DB2® データベース製品エディション間 (または DB2 コピー間) で移行することができます。しかも、元の DB2 データベース製品インストール済み環境のすべての情報を保持できます。例えば、 DB2 Workgroup Server Edition から DB2 Enterprise Server Edition に移行できます。
始める前に
インストールしようとしている DB2 データベース製品エディションのシステム前提条件に準拠していなければなりません。
このタスクについて
db2_deinstall コマンドを発行するときは注意してください。 適切なコマンド・オプションを指定せずにこのコマンドを発行すると、すべての DB2 データベース製品コンポーネントが除去されるおそれがあります。
これらの指示は、同一バージョンの DB2 データベース製品間で切り替える場合のみ適用されます。
手順
DB2 データベース製品間で移行するには、次のようにします。
新しいインスタンスを作成する必要はありません。インストールが完了した時点で db2iupdt または db2nrupdt コマンドを発行することによって、既存のインスタンスを再構成できます。
db2licm -a LicenseFileライセンス・ファイルは、製品アクティベーション CD の db2/license ディレクトリーにあります。
DB2DIR/db2ilistDB2DIR は、元の DB2 データベース製品がインストールされているロケーションを表します。デフォルトでは、Linux® では /opt/ibm/db2/V9.7、UNIX®オペレーティング・システムでは /opt/IBM/db2/V9.7 です。
DB2DIR/bin/db2iupdtInstanceNameDB2DIR は新しい DB2 データベース製品がインストールされているロケーションを表し、InstanceName はインスタンスの名前を表します。
db2licm -r product-identifier
db2ls -q -a -b DB2DIRDB2DIR は、新しい DB2 データベース製品がインストールされているロケーションを表します。
新旧両方の DB2 データベース製品の製品シグニチャーが表示されます。例えば、EXPRESS_PRODUCT_SIGNATURE または WSE_PRODUCT_SIGNATURE。
DB2DIR/install/db2_deinstall -F product_signatureDB2DIR は、新しい DB2 データベース製品がインストールされているロケーションを表します。 db2ls コマンドからの出力に元の製品シグニチャーが表示されなくなります。
結果
以上のステップを完了すると、インスタンスは新しい DB2 データベース製品インストール済み環境で実行されるように構成されます。
[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 ]