DB2 サーバーのインストール > DB2 製品エディションの変更 >
DB2 データベース製品間の移行 (Windows®)
DB2® データベース製品間 (または DB2 コピー間) で移行することができます。しかも、元の DB2 データベース製品インストール済み環境のすべての情報を保持できます。例えば、
DB2 Workgroup Server Edition から
DB2 Enterprise Server Edition にアップグレードできます。
始める前に
インストールしようとしている新しい DB2 データベース製品のシステム前提条件に準拠していなければなりません。
元の DB2 データベース製品のフィックスパックをインストールしてある場合は、DB2 データベース製品のインストールの場合とは違って、そのフィックスパック・レベルのイメージを入手して直接インストールしてから、フィックスパックを適用する必要があります。その理由は、個々の DB2 フィックスパック・イメージはフル・リフレッシュ・イメージだからです。
このタスクについて
以下の手順は、新旧の DB2 データベース製品が共に同じバージョン・レベル (例えば バージョン 9.7) である場合にのみ適用されます。
手順
DB2 データベース製品間で移行するには、次のようにします。
- 管理者アクセス権のあるユーザーとしてログオンします。
- すべての DB2 プロセスおよびサービスを停止します。
- インストールする新しいエディションの DB2 データベース製品 DVD をドライブに挿入します。IBM DB2 データベース製品のランチパッドがオープンします。
- DB2 データベース製品のセットアップ・ウィザードは、システム言語を判別してから、その言語用のセットアップ・プログラムを開始します。 次のようにして、DB2 データベース製品のセットアップ・ウィザードを手動で開始します。
- 「スタート」をクリックし、
「ファイル名を指定して実行」オプションを選択します。
- 「開く」フィールドで、以下のコマンドを入力します。
x:¥setup /i language
x は DVD ドライブを表します。language はご使用の言語の地域 ID で、例えば英語は EN です。
/i フラグが指定されていない場合には、インストール・プログラムはオペレーティング・システムのデフォルトの言語で実行されます。
「OK」をクリックします。
- 「既存の処理」を選択してインストールを開始し、セットアップ・プログラムの指示に従って作業を進めていきます。 これらのステップについて説明しているオンライン・ヘルプを利用できます。オンライン・ヘルプを呼び出すには、
「ヘルプ」をクリックするか、または F1 を押します。
「キャンセル」をクリックすれば、いつでもインストールを終了できます。
- db2licm コマンドを発行して新しい DB2 データベース製品のライセンス・ファイルを追加します。
db2licm -a LicenseFile
ライセンス・ファイルは、製品アクティベーション CD の db2¥license ディレクトリーにあります。
- db2licm コマンドを発行して元の DB2 データベース製品のライセンスを除去します。
- コマンド db2licm -l を発行して元の DB2 データベース製品の product-identifier 値を見つけます。
- 次のコマンドを発行してライセンスを除去します。
db2licm -r product-identifier
- コマンド db2licm -l を発行し、有効期限日付の値を確認します。 元の DB2 データベース製品の有効期限日付が Expired になっていない場合は、元の DB2 データベース製品のライセンスがすべて除去されるまで db2licm -r コマンドを繰り返します。
- 「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」ウィンドウを使用して、元の DB2 データベース製品を除去します。
- 元の DB2 データベース製品が完全にアンインストールされたら、db2start コマンドか「コントロール パネル」の「サービス」ウィンドウを使用して、管理サーバーとサービスを再活動化します。
結果
以上のステップを完了すると、インスタンスは新しい DB2 データベース製品インストール済み環境で実行されるように構成されます。
[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 ]