あらゆる IBM® データ・サーバー・クライアント・タイプ (すなわち、 IBM Data Server Client、 IBM Data Server Runtime Client、および IBM Data Server Driver Package) をインストールするための説明です。メインの手順では、DB2® 製品がまだインストールされていない、単純で一般的な事例を扱っています。
前のバージョンのクライアントがマシンにすでにインストールされている場合、アップグレードについて扱っているトピックを最初に検討する必要があります。
DB2 サーバー製品がマシンにすでにインストールされている場合、クライアントをインストールする必要はありません。なぜなら、DB2 サーバーは IBM データ・サーバー・クライアントにあるすべての機能を備えているからです。
この手順は、単純な事例を扱っています。その他の事例については、このトピックの他の箇所で扱います。 Windows 上に IBM データ・サーバー・クライアントをインストールするには、以下のようにします。
Data Server Client の場合、手動で DB2 セットアップ・ウィザードを呼び出し、言語コードを指定することにより、デフォルトのシステム言語以外の言語で DB2 セットアップ・ウィザードを実行することもできます。例えば、setup -i fr コマンドは、DB2 セットアップ・ウィザードをフランス語で実行します。Data Server Runtime Client または Data Server Driver Packageの場合、言語ごとに個別のインストール・イメージがあります。
Data Server Runtime Client の 2 番目のコピーをインストールする場合、コマンドは次のとおりです。
setup /v" TRANSFORMS=:InstanceId1.mst MSINEWINSTANCE=1"
その後、Data Server Runtime Client のコピーを (最大 16 コピーまで) 1 つずつインストールするには、InstanceIdn の値を増やすことによって、コマンドを変更してください。例えば、以下のようにします。
setup /v" TRANSFORMS=:InstanceId2.mst MSINEWINSTANCE=1"
Data Server Driver Package の 2 番目のコピーをインストールするには、以下の方法を使用できます。
setup /o
setup /n copyname
Data Server Driver Package をインストールした後、オプションで構成ファイル db2dsdriver.cfg を作成し、これにデータベース・ディレクトリー情報を取り込むことができます。
新規のコピーをインストールすると、DB2 UDB バージョン 8 のコピーが保存され、DB2 バージョン 9 のコピーが追加インストールされます。アップグレードを選択すると、DB2 UDB バージョン 8 クライアントのインスタンス設定が DB2 バージョン 9 のコピーにコピーされてから、DB2 UDB バージョン 8 のコピーが削除されます。
Data Server Runtime Client をインストールする場合、インストール・プログラムは常に新規のコピーをインストールします。後続のステップとして、DB2 UDB バージョン 8 クライアントのインスタンスをアップグレードするには、マイグレーションに関するトピックを参照してください。
この手順が完了すると、インストール中に指定した位置に製品がインストールされます。 IBM Data Server Client インストール手順の一部として、DB2 データベース・マネージャーのインスタンスが作成されます。他に「DB2」と呼ばれるインスタンスがなければ、そのインスタンスを「DB2」と名付けます。既に DB2 バージョン 8 または DB2 バージョン 9.1 のコピーがインストールされている場合、デフォルトのインスタンスは DB2_01 です。
Data Server Client および Data Server Runtime Client のデフォルトのインストール・パスは Program Files¥IBM¥sqllib です。同じマシンに 2 番目のコピーがインストールされる場合、そのデフォルトのディレクトリー名は Program Files¥IBM¥sqllib_01 です。一般に、デフォルトのディレクトリー名は sqllib_nn です。ここで、nn はそのマシンにインストールされるコピーの数から 1 を引いたものです。
Data Server Driver Package のデフォルトのインストール・パスは Program Files¥IBM¥IBM DATA SERVER DRIVER です。同じマシンに 2 番目のコピーがインストールされる場合、そのデフォルトのディレクトリー名は Program Files¥IBM¥IBM DATA SERVER DRIVER_02 です。一般に、デフォルトのディレクトリー名は IBM DATA SERVER DRIVER_nn です。ここで、nn はこのディレクトリーの名前を固有にするために生成された数です。
複数の Data Server Driver Package のコピーをインストールする場合、最大で 16 コピーまで増やすことができます。各コピーはそれぞれ別のディレクトリーにインストールする必要があります。
Data Server Client または Data Server Runtime Client のデフォルトのコピー名は次のとおりです。
DB2COPY1
Data Server Driver Package のデフォルトのコピー名は次のとおりです。
IBMDBCL1
このインストールには製品資料は含まれません。 DB2 インフォメーション・センターをインストールまたは利用するためのオプションについては、関連リンクを参照してください。
IBM データ・サーバー・クライアントをインストールした後は、次のステップとして、リモート DB2 サーバーにアクセスするようにクライアントを構成します。
Administrators グループのメンバーではないユーザー・アカウントを使用したインストールに関する注意事項
Power Users グループのメンバーは IBM データ・サーバー・クライアントをインストールできます。また、Users グループのメンバーも、 IBM データ・サーバー・クライアント をインストールできるよう許可を受けた後で、そのインストールを行えます。Users グループのメンバーが IBM データ・サーバー・クライアント をインストールできるようにするには、Administrators グループのメンバーが、インストールを実行するユーザーに以下のものへの write (書き込み) 許可があることを確かめる必要があります。
関連事項として、非管理者が最初のインストールを実行した場合、非管理者はフィックスパックをインストールすることもできます。ただし、最初のインストールを Administrator ユーザー・アカウントが実行した場合、非管理者はフィックスパックをインストールできません。
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