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db2icrt によるインスタンスの作成
DB2® インスタンスは、データを保管したりアプリケーションを実行したりする環境です。
db2icrt コマンドを使用して、インスタンスを作成します。
始める前に
Linux® または UNIX® オペレーティング・システムでは、root 権限が必要です。
手順
db2icrt を使用してインスタンスを作成するには、以下のようにします。
- 適切な権限でログインします。
- db2icrt コマンドを実行します。例えば、Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、次のようになります。
DB2DIR/instance/db2icrt -a AuthType -u FencedID InstName
ここで、
- DB2DIR
- DB2 のインストール・ディレクトリー。
- AIX®、HP-UX、または Solaris オペレーティング・システムの場合、デフォルトの DB2 インストール・ディレクトリーは /opt/IBM/db2/V9.7 です。
- Linux オペレーティング・システムの場合、デフォルトのインストール・ディレクトリーは /opt/ibm/db2/V9.7 です。
- -a AuthType (Linux または UNIX)
- インスタンスの認証タイプ。
AuthTypeは、SERVER、CLIENT、または SERVER_ENCRYPT のいずれかです。SERVER がデフォルトです。このパラメーターはオプションです。
- -u FencedID
- fenced ユーザー定義関数 (UDF) および fenced ストアード・プロシージャーが実行されるユーザーの名前を表します。クライアントにインスタンスを作成している場合には、このフラグは不要です。作成した fenced ユーザーの名前を指定してください。
- InstName
- インスタンス名。インスタンス名は、インスタンスの所有者ユーザーの名前と同じでなければなりません。
作成したインスタンス所有者ユーザーの名前を指定してください。
インスタンス所有者ユーザーのホーム・ディレクトリーにインスタンスが作成されます。
例
例えば、サーバー認証を使用していて、
fenced ユーザーが db2fenc1 でインスタンス所有者ユーザーが db2inst1 の場合、
AIX システムにインスタンスを作成するには、次のコマンドを使用します。
/opt/IBM/db2/V9.7/instance/db2icrt -a server -u db2fenc1 db2inst1
次の作業
(オプション) インスタンスの作成後、ヘルス・モニターのために通知を構成することができます。このタスクは、ヘルス・センターまたは CLP を使用して実行できます。
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