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DB2 ファイルのためのリンクの作成
DB2® ファイル用として /usr/lib ディレクトリーへのリンク、また、特定の DB2 のバージョンおよびリリース・レベルについては組み込みファイル用として /usr/include ディレクトリーへのリンクを作成することができます。
このタスクを実行するには、root 権限のあるユーザーとしてログオンする必要があります。
このタスクは通常の DB2 操作では不要です。
以下の両方の条件を満たす場合にのみ、DB2 ファイルのリンクの作成を考慮してください。
- 現在のコンピューター上に DB2 の 1 つのコピーしか持っていない。
- アプリケーションを開発または実行しており、製品ライブラリーおよび組み込みファイルへの絶対パスを指定しないで済むようにしたい。
以下の制限が当てはまります。
- 1 つの DB2 コピーにリンクを作成すると、他の DB2 コピーは機能しなくなります。リンクは、1 つのシステムにつき、1 つの DB2 コピーに対してしか確立できません。
- 既に DB2 の旧バージョンから /usr/lib および /usr/include ディレクトリーへのリンクが存在している場合、それらは自動的に削除されます。
- 意図的に DB2 の複数のコピーが混在しているシステムでは、リンクを作成しないでください。
DB2 ファイルのためのリンクを作成するには、以下のようにします。
- root 権限を持つユーザーとしてログオンします。
- db2ln コマンドを実行します。例:
DB2DIR/cfg/db2ln
各要素の意味は以下のとおりです。
- DB2DIR
- DB2 のインストール・ディレクトリー。
- AIX®、HP-UX、または Solaris オペレーティング・システムの場合、デフォルトの DB2 インストール・ディレクトリーは /opt/IBM/db2/V9.7です。
- Linux® オペレーティング・システムの場合、デフォルトのインストール・ディレクトリーは /opt/ibm/db2/V9.7です。
既に DB2 の旧バージョンから /usr/lib および /usr/include ディレクトリーへのリンクが存在している場合、db2ln コマンドを実行してこの DB2 のバージョンのためのリンクを作成すると、それらは自動的に削除されます。旧バージョンのライブラリーへのリンクを再確立するには、現行バージョンの DB2 から db2rmln コマンドを実行した後、旧バージョンの DB2 から db2ln コマンドを実行してください。
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