root インストール中に、DB2® データベース製品のサブディレクトリーとファイルを作成する場所を指定できます。非 root インストールの場合は、DB2 製品のインストール場所を選択できません。デフォルトのロケーションを使用する必要があります。
インストール後には、各種 DB2 オブジェクトが多数のディレクトリーに作成されます。以下の表にデフォルトのルート・インストール後の各 DB2 オブジェクトのロケーションを示します。
DB2 オブジェクト | ロケーション |
---|---|
DAS ホーム・ディレクトリー | home/dasusr1 |
DAS 情報 | home/dasusr1/das |
データベース構成ファイル SQLDBCON | home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001 |
データベース・ディレクトリー
以下のものに必要なファイルが含まれます。
|
home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001 |
データベース・マネージャー構成ファイル db2systm | home/db2inst1/sqllib |
DB2 コマンド | /opt/IBM/db2/V9.7/bin |
DB2 エラー・メッセージ・ファイル (db2diag ログ・ファイル) | home/db2inst1/sqllib/db2dump |
DB2 インストール・パス | デフォルトは/opt/IBM/db2/V9.7 |
イベント・モニター・データ用のディレクトリー | home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001/db2event |
トランザクション・ログ・ファイル用のディレクトリー | home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR |
インストールのログ・ファイル db2install.history | /opt/IBM/db2/V9.7/install/logs |
インスタンスのホーム・ディレクトリー | home/db2inst1 |
インスタンス情報 | home/db2inst1/sqllib |
インスタンスのローカル・データベース・ディレクトリー | home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/sqldbdir |
パーティション・データベースの環境ファイル db2nodes.cfg | home/db2inst1/sqllib |
システム・データベース・ディレクトリー | home/db2inst1/sqllib/sqldbdir |
以下の図は、ルート・インストール後の DB2 ディレクトリー構造の例を示しています。これらの例では、db2inst1 および db2inst2 という 2 つのインスタンスがあります。
dasusr1 ディレクトリーには、DB2 Administration Server (DAS) 構成ファイルと、DB2 コア・ファイルへのシンボリック・リンクが含まれます。
この図は、インストール・ログ・ファイルのロケーションを例示しています。同じインストール・パスの下に複数のインストールがある場合、db2install.history ファイルには db2install.history.n のようにインデックスが付きます。ここで n は 4 桁の数字 (例: 0000 または 0001) を表します。
DB2 インストール・ディレクトリー /opt/IBM/db2/V9.7には、インストールされた DB2 ファイルが含まれます。
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