rsh を使用してリモート・コマンドを実行するためには、.rhosts ファイルを更新する必要があります。
パーティション・データベース・システムにおいては、各データベース・パーティション・サーバーは、 インスタンスに参加している他のすべてのデータベース・パーティション・サーバー上で、 リモート・コマンドを実行する権限を持っていなければなりません。 この権限は、インスタンスのホーム・ディレクトリーにある、 .rhosts ファイルを更新することによって付与できます。インスタンスのホーム・ディレクトリーは共用 DB2® ホーム・ファイル・システム上にあるので、.rhosts ファイルは 1 つだけ必要です。
このトピックでは、rsh を使用したリモート・コマンドの実行を有効にする方法について説明します。
ssh を使用してリモート・コマンドの実行を有効にすることも可能です。 ssh の使用時にパスワードやパスフレーズを要求するプロンプトが出ないようにするには、以下を参照してください。
rsh を使用してリモート・コマンドを実行するように .rhosts ファイルを更新するには、次のようにします。
vi /db2home/db2inst1/.rhosts
hostname instance_owner_user_name
システムによっては、 長いホスト名を指定する必要が生じる場合もあります (例えば ServerA.yourdomain.com)。 ホスト名項目を .rhosts ファイルに追加する前に、 /etc/hosts および /etc/resolv.conf ファイルのホスト名が解決できることを確認してください。
INSTHOME/.rhosts ファイルには、 以下のような項目が含まれているはずです。
ServerA.yourdomain.com db2inst1 ServerB.yourdomain.com db2inst1 ServerC.yourdomain.com db2inst1 ServerD.yourdomain.com db2inst1
それぞれのホスト名を 1 つ 1 つ指定する代わりに、 以下の項目を .rhosts ファイルに指定することができます。ただし、このアクションはセキュリティー・リスクがある可能性があるので、 テスト環境でのみ行うべきです。
+ db2inst1
高速スイッチ (netname) を db2nodes.cfg ファイルで指定した場合には、 それぞれのコンピューターの netname 項目も .rhosts ファイルに追加する必要があります。 netname 値は、db2nodes.cfg ファイルの 4 番目の列に指定します。高速スイッチ (netname) 項目を持つ .rhosts ファイルは、以下のようになります。
ServerA.yourdomain.com db2inst1 ServerB.yourdomain.com db2inst1 ServerC.yourdomain.com db2inst1 ServerD.yourdomain.com db2inst1 Switch1.yourdomain.com db2inst1 Switch2.yourdomain.com db2inst1 Switch3.yourdomain.com db2inst1 Switch4.yourdomain.com db2inst1
.rhosts ファイルを使用する代わりに、/etc/hosts.equiv ファイルを使用することができます。 /etc/hosts.equiv ファイルには、 .rhosts ファイルとまったく同じ項目が入りますが、 それらはそれぞれのコンピューター上で作成する必要があります。
.rhosts ファイルまたは /etc/hosts.equiv ファイルについて詳しくは、ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。
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