応答ファイルを使用して、1 つ以上の DB2® 製品、フィーチャー、または言語をアンインストールできます。 Linux® および UNIX® オペレーティング・システムでは、応答ファイルを使用して DB2 インフォメーション・センターをアンインストールすることもできます。応答ファイル・アンインストールは、サイレント・アンインストールまたは無人アンインストールとも呼ぶことができます。
サンプルのアンインストール応答ファイル db2un.rsp が提供されています。 DB2 製品がインストールされたときに、インストールの一部として、サンプルのアンインストール応答ファイルが DB2DIR/install にコピーされます。ここで、DB2DIR は DB2 製品がインストールされたパスを示します。応答ファイルはカスタマイズできます。応答ファイル内のキーワードを活動化するには、キーワードの左のアスタリスク (*) を削除します。
応答ファイルを使用してアンインストールする前に、以下の考慮事項および制約事項を検討する必要があります。
DB2 製品を除去するときは、 最初に DB2 インスタンスを除去する必要があります。例えば、DB2 ESE だけがインストールされている場合、 ESE 製品を除去する前にまずそのインスタンスを除去する必要があります。
複数の DB2 製品が同じ DB2 コピー内に存在する場合、 1 つの DB2 製品の応答ファイルをアンインストールしても、そのコピー内の他の DB2 製品によって共有されるコンポーネントは影響を受けません。 例えば、DB2COPY1 に DB2 製品の ESE、WSE、および PE が含まれると想定します。これら 3 つの製品の間で、複数のコンポーネントが共有されています。この場合、ESE をアンインストールすると、共有されていないコンポーネントが除去されます。次の図で、陰影のある領域が DB2COPY1 から除去されるコンポーネントを表しています。
ただし、DB2 製品を除去する前に、 インスタンス・タイプを検討してください。 例えば、ESE、WSE、および PE が、同じ DB2 コピー内にインストールされていると想定します。 ESE 製品を除去する場合を考えます。 ESE 製品を除去する前に、以下のいずれかを行うことができます。
DB2 フィーチャーが複数の製品によって同じ DB2 コピー内にインストールされている場合、そのフィーチャーの応答ファイルをアンインストールすると、DB2 コピー内のすべての製品から そのフィーチャーが除去されます。
以下の制限が当てはまります。
応答ファイルのアンインストール後に、ログ・ファイルを調べます。このファイルには、エラーを含むすべての DB2 アンインストール情報が取り込まれます。