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応答ファイルに関する考慮事項
応答ファイル・インストールを実行する前に、
以下の考慮事項を知っておく必要があります。
- バージョン 8 で作成された応答ファイルとバージョン 9 で作成された応答ファイルはフォーマットが類似していますが、応答ファイルの使用可能範囲について、バージョンの制限があります。例えば、DB2® バージョン 9 で生成された応答ファイルは、DB2 バージョン 9 製品 (例えば、バージョン 9.5 以降) のインストールだけに使用可能で、その応答ファイルは DB2 バージョン 8 のインストールには使用できません。その逆も同様で、DB2 バージョン 8 で生成された応答ファイルは DB2 バージョン 9 のインストールには使用できません。これは主に、バージョン 9 で新たに導入された必須キーワードが原因です。
- Linux® または UNIX® プラットフォームでは、ルート・インストール用に作成された応答ファイルは、非ルート・インストールには使用できない可能性があります。応答ファイルのキーワードの一部は、ルート・インストールのみに有効です。詳しくは、応答ファイルのキーワードを参照してください。
- DB2 セットアップ・ウィザードを使用する場合は、次のことが当てはまります。
- インストール中に、
「DB2 セットアップ」ウィザードの「インストール・アクションの選択」パネルで、
応答ファイル中にご使用の設定を保管できます。
- 現在実行中のインストール内容に基づいて応答ファイルを作成することになります。構成が比較的単純な場合や、作成した応答ファイルを後でカスタマイズするつもりの場合は、
この方法をお勧めします。
- 応答ファイルが生成されるのは、インストール・プロセスが完了することを許可し、それが正常に完了した場合だけです。インストールを取り消した場合や、インストールが失敗した場合は、応答ファイルは作成されません。
- この方法で作成された応答ファイルは、変更を加えないと db2isetup コマンドの -r パラメーターで使用することができません。セットアップ・ウィザードを使用して作成され、db2isetup コマンドで使用される応答ファイルは、以下の条件に合うように変更される必要があります。
- キーワード FILE が含まれている必要がある
- キーワード PROD、LIC_AGREEMENT、または INSTALL_TYPE が含まれていてはいけない。
- 応答ファイルを使用すると、
ネットワーク上のすべてのワークステーションで同じ構成をインストールしたり、
DB2 製品の複数の構成をインストールしたりできます。その後、この製品をインストールする各ワークステーションに、そのファイルを配布できます。
- 応答ファイル生成プログラムを使用する場合には、既存のインストール内容に基づいて応答ファイルを作成することになります。手動で構成したなどの理由で構成が比較的複雑な場合には、この方式をお勧めします。応答ファイル生成プログラムによって生成された応答ファイルを使用する場合、ユーザー名とパスワードを入力しなければならない場合があります。
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