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DB2 インスタンスの TCP/IP 通信の構成
ここでは、DB2® コマンド行プロセッサー (CLP) を使用して、DB2 サーバー上で TCP/IP 通信を構成する方法について説明します。
DB2 サーバーがリモート DB2 クライアントからのインバウンド要求を受け入れるようにするには、その DB2 サーバー上に通信プロトコルを構成する必要があります。
DB2 インスタンスのために TCP/IP 通信を構成する前に、以下のようにします。
- その DB2 サーバーで TCP/IP が機能していることを確認します。接続を確立するために、
DB2 クライアント上でも TCP/IP が機能していなければなりません。
- 接続サービス名と接続ポートの 2 つ、
または接続ポートのみを確認してください。
- 接続サービス名と接続ポート
- サービス名は、サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルで、
サービス名 (svcename) パラメーターを更新するときに使用されます。接続サービス名を指定する場合、その同じサービス名、ポート番号、およびプロトコルにより、
サービス・ファイルを更新する必要があります。サービス名には任意の名前を指定できますが、サービス・ファイル内で固有でなければなりません。
サービス名のサンプル値として、例えば server1 を使用できます。
DB2 Enterprise Server Edition をパーティション構成で使用している場合は、ポート番号が、高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) で使用しているポート番号と競合しないことを確認してください。
接続ポートは、サービス・ファイル内で固有でなければなりません。
ポート番号とプロトコルのサンプル値として、例えば 3700/tcp を使用できます。
- 接続ポート
- サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルの中のサービス名 (svcename) パラメーターは、そのポート番号で更新できます。その場合、サービス・ファイルの更新は不要です。
DB2 Enterprise Server Edition をパーティション構成で使用している場合は、ポート番号が、高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) またはそのシステム上の他のアプリケーションで使用しているポート番号と競合しないことを確認してください。
ポート番号のサンプル値として、例えば 3700 を使用できます。
DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 をセットアップする場合には、
ほとんどのプロトコルが自動的に検出および構成されます。このタスクは、以下の場合に実行します。
- DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 をセットアップする際に、TCP/IP 通信プロトコルの選択を解除した場合。
- DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 をセットアップした後に、ネットワークに TCP/IP 通信プロトコルを追加した場合。
- DB2 セットアップ・ウィザードによって TCP/IP 通信プロトコルが検出されなかった場合。
- DB2 製品を、db2_install コマンドまたはペイロード・ファイル方式を使用してインストールした場合。
DB2 インスタンスのために TCP/IP 通信を構成するには、以下のようにします。
- サーバー上のサービス・ファイルを更新します。
- サーバー上でデータベース・マネージャーの構成ファイルを更新します。
- DB2 インスタンスの通信プロトコルを設定します。
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