DB2® インストーラーを使用して IBM® Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP) をアップグレードすることができます。
始める前に
SA MP のアップグレードに DB2 インストーラーを使用するか、IBM Data Server のインストール・メディアに組み込まれている installSAM インストール・スクリプトを使用するかにかかわらず、SA MP のアップグレードに関する基本的な前提条件を満たしている必要があります。IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のアップグレードを参照してください。
このタスクについて
DB2 インストーラーを使用するには、以下の 3 つの方法があります。
指定したマシンで SA MP をアップグレードする前に、DB2 インストーラーは以下の情報についてシステムに照会します。
DB2 インストーラーは installSAM インストール・スクリプトを呼び出して、SA MP のアップグレード操作の一部を実行します。installSAM を直接呼び出すこともできます。installSAM インストール・スクリプトを使用した SA MPのアップグレードについて詳しくは、installSAM インストール・スクリプトを使用した IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のアップグレードを参照してください。
db2setup、db2_install、または installFixPack でオプション -l を使用して、installSAM ユーティリティーが SA MPのインストール・ログを置く場所を指定できます。SA MPのインストール・ログについて詳しくは、IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストールおよびアンインストール・ログを参照してください。
手順
DB2 インストーラーが収集するシステムについての情報によって、アップグレード中に DB2 セットアップ・ウィザードのグラフィカル・インターフェースにどのパネルが表示されるかが決定されます。例えば、既にインストール済みの SA MP のバージョンが、IBM Data Server のインストール・メディアにある SA MP のバージョンと同じバージョンであるか、それ以降のバージョンである場合、DB2 セットアップ・ウィザードは SA MP をアップグレードするためのパネルを表示しません。
既にインストール済みの SA MP のバージョンが、IBM Data Server のインストール・メディアにあるバージョンより古い場合、応答ファイルによるインストール操作では、DB2 インストーラーのデフォルトの動作は SA MP のアップグレードです。INSTALL_TSAMP が「YES」の場合、または INSTALL_TSAMP がコメント化されているか、応答ファイルにない場合、DB2 インストーラーは SA MP のアップグレードを試行します。
応答ファイルによるインストールで、DB2 インストーラーが SA MP をアップグレードしないようにするには、INSTALL_TSAMP を「NO」に設定します。
既にインストール済みの SA MP のバージョンが IBM Data Server のインストール・メディアにあるバージョンより古い場合、db2_install のデフォルトの動作は、SA MP のアップグレードです。
db2_install が SA MPをアップグレードしないようにするには、db2_install で -f NOTSAMP オプションを使用します。
次の作業
SA MP のアップグレードに DB2 インストーラーを使用するか installSAM インストール・スクリプトを使用するかにかかわらず、同じアップグレード後のステップに従います。一般的なアップグレード後のステップについて詳しくは、IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストールを参照してください。
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